日本の古都で先端IT技術による就職マッチングの促進を実証

日本の持続的成長にはGDP比5割を占める地方部の経済活性化が必須だ。人口減少が進む今、地域の未来を担う「次世代人材」を育成し、教育機関等で培った多様な能力を継続的に発揮可能とする環境づくりが重要課題となっている。

地方創生2.0基本構想(内閣官房PDF)が示す現状で、学生が自身のビジョンを追求し、地域で育んだ専門性や志を活かしながら、地域の企業やコミュニティでの活躍を通じてキャリア成長や自己実現を図れるよう、産官学一体の包括的な支援体制の整備が求められているという。グローカルベスラボズNECは、大学間連携共同教育推進事業選定校文科省PDF)と連携し、京都における人材循環モデルを共同構築する。

「産学公連携によるグローカル人材の育成と地域資格制度の開発」事業連携校と、分散型ID技術(DID)を活用した検証可能な資格証明(VC)を利用し上記モデルを築く。取り組みの第一弾として4月1日より、①GMP VCと②フォーラムVCを活用し、就職活動中の学生と地元企業とのマッチングを促進する実証実験を、参画企業の採用面接でその選考終了まで行う(上記指定VCの提示を選考評価に加味)。

①は上記連携校が設定するグローカル人材基本科目群で一定の成績を修め、グローカル人材PBLを修了(合格)した学生に発行される「GPM」資格証。②は京都の経済界(京都商工会議所京都経営者協会京都経済同友会京都工業会京都中小企業家同友会)と行政(京都府京都市)が後援する第13回グローカル人材フォーラムの成果報告会で受賞した学生に配布したVC(2月20日に配布済み)。

今回の取り組みに賛同・参画してもらえる京都の企業と教育機関を募集している。3者は、DID/VCを活用した人材循環モデルの社会実装に向け、今後もより多くの企業や教育機関との連携を図り、地域に根ざした人材育成・定着の仕組みの拡充をめざしていく考えだ。