情報技術システムのテストを自動化する仕組みが登場

ITユーザーの間で近ごろテスト時間増加が深刻な課題になっている。情報システムの高度化によりテスト対象が増えて、検証項目が膨大になり、テスト工程の時間が著しく長くなっている。クラウド連携やマルチデバイス対応など、複雑な構成のシステムではテスト環境の構築だけでも多大な時間が費やされるという。

日立ソリューションズ・テクノロジーは18日、キーサイト製のテスト自動化ソフトウェア「Eggplant Test」を用いた「テスト自動化ソリューション」の提供を始めた。同ソリューションでは、Eggplant Testのライセンス供与と実行環境立上げ・実行をセットで提供し、同ソフトウェアを必要な期間だけ導入できるため、スモールスタートが可能。Eggplant Testを導入後すぐにテスト自動化を開始できる環境をワンストップで提供する。

同ソフトはコードベースのシナリオテストツールと異なり、高い開発生産性、高度な品質保証を可能にするものであり、①ローコード開発で直感的な操作、②モデルベースのテスト設計、③AIによる探索的テスト、④リモート接続によるテスト実行、⑤あらゆるシステムやデバイスと連携といった特長で業界をリード。テスト準備や構築にかかる工数を削減し、画像認識やOCRを活用した自動判定で品質精度を向上。複雑なシステムにも対応可能なテストコード改善により、テスト容易性を強化するという。

日立ソリューションズ・テクノロジーはEggplant Test認定エンジニアによるシナリオ作成支援などの技術サポートを行う。「テスト自動化ソリューション」を提供して顧客のテストに関する課題を解決し、新たな価値の創出に貢献する。

今月19日〜21日にパシフィコ横浜で開催される「EdgeTech+ 2025」主催:組込みシステム技術協会)にて上記新ソリューションを紹介する。