情報通信
法務DX、業務統合・自動化の仕組みで案件依頼者への通知を自在加工

法務部門は事業成長を支える。組織内パートナーとしての重みが増している近年、事業部門との円滑連携が不可欠だが、多くの場合、法務案件の依頼や進捗確認に関するコミュニケーションがメールやチャットなど複数のツールに分散していて――
「依頼後の状況が分かりにくい」「法務部からの重要な連絡が埋もれてしまう」といった課題がある。一方、多くの業務を抱える法務部門においても、適時適切な連絡の工数が大きな負担になっているという。GVA TECHは17日、法務オートメーション「OLGA」において、法務案件を依頼した担当者への通知メールをユーザーが自在にカスタマイズできる機能をリリースした。
中堅・中小企業~大手企業、多様な業種で利用されることが増え、企業ごとのルールやカルチャーに即した運用を望む声が高まっている。ゆえに今回、依頼者への自動通知の案内を柔軟にカスタマイズできる機能を開発した。これにより、何をどのような文章で依頼者へ自動で案内するかコントロールでき、事業部門への適時適切な情報共有をスムーズに行える環境を構築する。
「OLGA」は、依頼受付から契約管理・ナレッジ活用まで、法務業務を一気通貫で自動化する。外部ツールとの柔軟な連携により、従来バラバラに管理されていた情報や業務フローを統合し、「人にしかできない判断」に集中できる仕組みづくりを支援する。今回の新機能により、企業ごとの運用ルールやコミュニケーション文化に合わせた柔軟な通知設定を可能にすることで、法務・事業部門間の円滑な連携を促進し、スムーズな法務DXの推進に貢献するという。
同社は、「法とすべての活動の垣根をなくす」ミッションの実現に向け、OLGAの開発を推進していく。今後も、法務部門と事業部門の連携を強化し、単なる業務効率化にとどまらず、人にしかできない判断に集中できる仕組みを構築することで、企業の競争力強化をサポートしていく構えだ。