
サイバー攻撃が複雑かつ巧妙になっている。昨今、ネットワークやクラウド環境、エンドポイント等のセキュリティで多くの組織が多様な脅威に直面していて、それら脅威に単一の仕組みで十分な対応をすることは困難になっている。また――
セキュリティ人材の不足も深刻化していて、企業・団体においては各種ソリューションの運用負荷軽減と人材育成の両立が急務になっているという。DNPは9月29日、サイバー攻撃等の脅威の検知・対応をAIで効率化する統合セキュリティ運用プラットフォームと、ゼロトラストのクラウドセキュリティソリューションを組合わせた「統合セキュリティ監視運用サービス」の提供を開始した。
同サービスは、パロアルトネットワークスのCortex® XSIAMとPrisma® Accessを組合わせたものであり、昨年10月から提供中の「エンドポイント監視運用サービス」を拡張する――。DNPが自社で約45,000台の情報端末を監視・運用してきた実績と、新サービスの先行活用で得たノウハウを基盤に、より広範囲でより高度なセキュリティ運用を実現する。
①自社の運用実績に裏打ちされたCortex XSIAMによる実効性の高いセキュリティ運用、②パロアルトネットワークス製品に精通した最高ランクパートナー:NextWaveパートナー制度の「Diamond Innovator」に認定、③海外拠点も含めたグローバル監視体制、④監視運用から人材育成まで、一貫した支援が可能といった特長を備えた。
新サービスをOT領域(工場・設備)まで拡張し、IT・OT領域を横断的にカバーしてサイバーリスクを総合的に管理・軽減することをめざす。同社はまた、セキュリティ関連コンサル、製品・サービスの導入、監視運用、人材育成をまとめて提供することで、企業・団体におけるセキュリティ課題を包括的に解決し、安全・安心なDX推進を支援していく考えだ。