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校務DX、出願から試験・採点・合否・入学手続までを一括サポート

中学・高校入試ではこれまで、出願、採点および合否照会・入学手続きのデジタル化が進んできた。現在しかし、試験情報や採点結果、志願者情報をその都度連携し、短時間で判定資料作成や照合作業を行わなければならず、職員には大きな業務負担がかかっている。また――
中学・高校受験の合否判定では、結果を多角的に評価する必要があり、複数の判定資料準備と長年の経験が求められ、属人化されていることも課題だという。DNPとDCSは、今年1月に「学校のDXによる運営負荷軽減・教育の質向上・利便性向上」を目的とした入試・校務支援サービスで協業を開始して以来、「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント®」と、「miraicompass®」シリーズを相互販売している。
そして今回、その第2弾として、①入試のデジタル採点に特化した「リアテンダント(入試版)」と、②合否判定の決定プロセスを支援する「スマート合否管理」を本年10月からmiraicompassシリーズの新サービスとして提供するとした。
①は複数受験者の同時採点や採点結果のダブルチェックなど入試採点に特化した機能を、入試専用の堅牢なセキュリティ環境で提供する。一方、②は①に志願者情報および採点情報を自動連携、学校個別の判定項目取込みや試験ごとの合否ボーダーラインなど柔軟な設定が可能、合否判定シミュレーションで過年度比較やボーダー上の個別比較など多元評価が可能、入学金決済状況を連携し入学予定者数をリアルタイムに把握といった特長を有する。
新サービスは、リアテンダント(入試版)とスマート合否管理の提供により、出願~試験~採点~合否~入学手続までをワンストップで支援する。入試運営のさらなる業務効率化をサポートするという。両社は、今度の新サービスを軸に、さらなる機能拡充やパートナー連携を推進し、新たな価値を創造することで、全国の学校運営DXを後援していく構えだ。