
IoT技術やAI等の進歩が目覚ましい。今日、それら情報技術を用いることで、既存の施策やサービスは大きく発展しようとしている。道路交通サービスでも、テクノロジーの発展に伴い、ユーザーサービスの向上、多様性・社会性への配慮等に対応したものが求められているという。
NTT、NTTデータグループ、NTTデータ、阪神高速道路は、NTTグループ・阪神高速双方が持つアセットや、それぞれの強みや知見・ノウハウを生かし、Well-Movingな移動社会の実現に向けた「交通」と「情報」の融合による交通マネジメント技術を活用した実証実験を、大阪・関西万博開催中の阪神都市圏にて今月18日〜10月13日までの予定で行う(特設サイト)。
同実証では、双方で開発中の交通デジタルツイン「RASiN」を活用した経路検索サービス「Welmos Route」(Webサービス)とスケジュール管理アプリ「Welmos Agent」(モバイルアプリ)の2つの実験サービスを一般公開し、その有用性や利用を通じた行動変容の効果等を検証していく計画だ 。
データ駆動型社会への対応が必要とされることを見据え、交通マネジメントシステム「Welmos System」のエンジンとして、都市圏の大規模交通シミュレーションが可能な「RASiN」を共同開発ーー今般試験的に実装する。NTTグループのIOWN構想の一環である4Dデジタル基盤の情報処理技術を活用し、現実世界でセンシングされる多様な時空間データをリアルタイム統合し、高速に分析処理・未来予測を行う。
今後は、今回試作したシステムやサービスを評価し、社会実装に向けた課題を整理したうえで、本格運用をめざしていく。さらに、さまざまな外部サービスとの連携や、社会課題対策としての利活用等、多様な「共創」による取り組みの拡大も重視しながら、新たな移動社会の実現をめざしていく考えだ。