
日本国内の大規模組織に「『ゼロトラスト』として見直し/強化したセキュリティ領域」を尋ねた結果、「ネットワーク・セキュリティ(セキュアWebゲートウェイ、CASB、ZTNAなど)」「ID/アクセス管理(多要素認証など強固な認証)」「ID/アクセス管理 (特権管理)」が上位に挙げられたという。
Gartnerは8日、ゼロトラストの最新トレンドを発表した。2025年2月の調査(対象:従業員500人以上の組織)結果から、多くの組織では「ネットワーク」「ユーザー」「デバイス 」についての取り組みを引き続き強化していることが明らかになった。一方で、「アプリケーション/ワークロード、デバイス」「自動化/分析」については、他の領域より見直しや強化が後手に回っている傾向も浮き彫りになっている。
セキュリティ/リスク・マネジメント(SRM)リーダーが注目すべきゼロトラストの最新トレンドは、「ネットワーク(SASEやOTセキュリティを含む)」「ユーザー (IAM等)」「デバイス(管理/セキュリティ)」「アプリケーション/ワークロード」「データ」「デバイス、アプリケーション/ワークロード(CTEM等)」「自動化/分析」だという。
「コロナ禍以降のデジタル・ワークプレース環境の変化や不透明な経済環境を受けた議論が増えているなど、ゼロトラストの議論は常に変化しています。SRMリーダーは、目指すべき姿(ビジョン)を明確にし、そうした環境変化と自社の取り組みの状況を照らし合わせ、今後のセキュリティ強化に向けた戦略的な取り組みを進めることが重要です」とVPアナリスト礒田優一氏が語る。
同社の顧客はリサーチノート「ゼロトラストの最新トレンド:2025年」で上記発表内容の詳細を確認できる。また、誰でも、今月15日の無料ウェビナー「日本におけるセキュリティの重要論点」で磯田氏によるセキュリティトレンドの解説が視聴できる。