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夜間人流ヒートマップ×店舗・施設情報で地区の観光と施策を確かに
この新たなサイトは、ナイトタイムエコノミー推進に向けた訪日外国人向けのサービスで、国内外問わず誰でも無償で閲覧可能。訪日外国人客はもちろん、ナイトタイムの推進施策を検討している地方自治体のエリア策定支援業務等にも活用できるという。
ゼンリンデータコムは、時空間データベース――自社の全国調査網により収集した様々な情報を一元管理し、最新情報を顧客にとって最適な形で提供可能なデータベース――を活用した各種業界・業務向けソリューションの提供拡大を目的に活用事例を紹介するショーケースサイトを順次公開している。そしてこの度、人流データを活用して夜間に賑わっているエリアをヒートマップで確認できる「Japan Midnight Map」を1月31日に公開した。
その特長は、同社が保有する人流統計データを活用し、選択エリアにおける深夜時間帯(0時~4時)30分ごとの混雑状況のヒートマップを地図上に表示。混雑度はリアルタイム表示ではなく過去の統計データの表示になる。施設ジャンルごとに地図で確認できるため、目的地選びがスムーズになり、ナイトタイムエコノミーを意識した夜間の活動に生かせる(表示されている店舗や施設の開閉・営業状況は、各店舗や施設へ直接確認する必要がある)。
夜間人流ヒートマップに店舗・施設情報を重ねて表示できるのは現在8エリア、新宿駅(東京)/難波駅(大阪)/すすきの駅(北海道)/栄駅(愛知)/博多駅(福岡)/京都駅(京都府)/近鉄奈良駅(奈良県)/県庁前駅(沖縄県)の閲覧が可能となっているという。
時空間データベースを活用したサイトとしては今、ほかにも、神社・仏閣に特化した訪日外国人向けの観光マップ「Shrine&Temple Map」 (2024年9月3日公開)、ゼンリングループが保有する過去の地図データを活用した「都市変遷マップ」(2024年11月28日公開)がある。