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人手不足が大きな課題となっている。昨今、IT(情報技術)を駆使して各種現場のしくみをより良くしていくDXが進んでいる。店舗では、ショッピングカートにセルフレジ機能を搭載すれば買物中のストレスの一つ「レジ待ち」を無くしてスムーズな会計を実現し、来店客に新たな購買体験を届けられる。
「新時代のお買い物体験を生み出し、流通の仕組みを革新する」という将来展望のもと、2022年9月に両社で共同プロジェクトを開始。今回これを販売することにより、人手不足をはじめとする小売業がかかえる課題を解決し、消費者に新たな購買体験を提供するソリューションの一つとして提案することが可能になるという。東芝テックは1月31日、Retail AIのセルフレジ機能付きスマートカートシステム「Skip Cart®」の販売を始めた。
自社のグローバルリテールプラットフォーム「ELERA®」と連携することにより、同システムは、店舗システムと円滑に接続でき、店舗の運営を止めることなく運用を行える。「ELERAを通じて既存システムとスムーズな連携を実現」「買物客のレジ待ち時間の短縮や従業員のレジ業務の軽減」「AIを活用して商品をレコメンド、より付加価値の高い買物体験を提供」といった特長を備えたSkip Cartは、昨年12月末時点で252店舗にて20,985台稼働している。
商品のスキャン漏れを防止する自動検知アラーム装置や、来店客の購買履歴などのデータを活用して、AIが一人ひとりに最適な商品をタブレット上で勧めるレコメンド機能も搭載されていて、店舗業務の効率化や来店客の買物満足度向上が期待できる。
同システムは、今月12日~14日に幕張メッセで開催される『スーパーマーケット・トレードショー2025』、また3月4日~7日に東京ビッグサイトで開催される『リテールテックJAPAN 2025』の東芝テックブースにて披露される。