人材アセスメント結果×人事データの分析により組織の特徴を見える化

多くの日本企業は、データに基づく人事施策の実行や意思決定が十分でないとされている。他方、海外では人材の持つスキルをベースとした人材戦略の策定・実行が主流となってきている。今日、日本でも多様な人材や人事データの活用が求められつつあるという。

エクサウィザーズは、人材アセスメント「DIA」の結果データと、顧客企業の匿名化した人事データを組み合わせて分析し、各社・組織の強みや弱みなどの示唆を提供するサービスを開発した。DX推進に必要なスキルやリテラシーの見える化、人材要件定義や育成計画に活用されているDIAに人事データを掛け合わせることで、活躍人材や組織特徴の可視化レポート、具体的な特徴や課題について生成AIを活用したコメントを可能とした。

"組織・人材の特徴把握"、"育成・組織改革・配置に向けた示唆出し"に関する分析レポートが得られる。人事部門では、個々のファクト/データを基にした分析レポートを人材発掘や育成計画、採用等に活かせる。当該レポートは人材の最適配置や組織設計、人事制度の変更・刷新、さらには外部人材の採用・登用など、組織や企業全体の競争力を強化するための人事戦略の立案・実行にもつなげられる。

DIAはDX人材の発掘・育成サービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」のアセスメントとして提供中で、約2000社およそ28万人の導入実績('25年1月時点)がある。デジタルスキル標準に完全準拠していて、DXリテラシー標準10個、DX推進スキル標準25個で、受検者や組織の強み・弱みを明確にする。

北海道ガスをはじめ複数の大手企業との検証で一定の評価がされ、現在限定的に提供(問合せ先)している、上記新たな仕組みは今春以降に正式サービスとして提供予定だという。AIを用いた社会課題解決を通じて幸せな社会を実現する同社は、これを皮切りに、タレントマネジメント分野へ本格参入する。