Biz系コミュニケーションチャネルをまとめて国産APIサービス化

スマートフォンが普及した。それまでの電話・メール・SMSに加え、SNS・チャット・ビデオ電話など、コミュニケーションチャネルの選択肢は大幅に拡大した。ユーザーニーズが多様化・複雑化している今、CPaaS(サービスとしてのコミュニケーションプラットフォーム)が注目されている。

CPaaSは、SMS・メール・音声通話・ビデオ会議、IVR(音声応答システム)などビジネスコミュニケーションに必要な通信機能をAPIで接続するクラウドサービスだという。ネクスウェイは2日、複数のコミュニケーション手段(チャネル)をAPI接続で利用できるマルチ・オムニチャネルAPIサービス「CPaaS NOW」の提供を開始した。

SaaSなどのサービスを展開する企業が自社のそれに同APIサービスを接続することで、顧客とのコミュニケーションを容易にオムニチャネル化できる。業務効率化や顧客エンゲージメントの向上が期待できる。複数チャネルを共通基盤で提供する上記新サービスでは、所要通信機能の迅速な導入により、システム開発工数を削減でき、運用・保守の人的リソースの最適化も可能だ。

「新規のコミュニケーションチャネルを手軽に追加可能」「国産サービスによる高い到達率を誇るSMS・メール」「日本国内スタッフによる安心サポート」「安心のセキュリティと高いサービス品質提供(AWS認定ソフトウェア)」「運用を支援する充実した機能」といった特長を備えた。CPaaS NOWは――

予約リマインド(CRM・予約管理システム等と連携して予約忘れ・直前キャンセルを防止)、2段階認証(SMS・メールなどを用いた認証フローで不正利用・なりすましを防止)、債権回収(SMS・メール・郵送など複数チャネルで連絡することで回収率向上)、ID・ログインパスなどの通知(SMS・メールなどで確実に通知)など、「必ず届けたい」業務系通知で効果を発揮するという。