電子承認や決済をする社内とクラウドで、組織情報を定期的に自動連携

IT(情報技術)を浸透させて業務を刷新する。デジタルトランスフォーメーション(DX)時代が到来した。今、承認業務の電子化は、ペーパーレス、業務の見える化・スピードアップ、コスト削減など広範な業務改革に波及する。これで着実にDXを進められるという。

住友電工情報システムは9日、クラウド型ワークフローサービス「楽々WorkflowII Cloud」において、顧客の社内環境から組織情報(ユーザ・グループ・所属)を定期的に送信して同クラウド上の対応情報を更新する「組織情報連携ツール」の提供を開始した。

電子承認・電子決裁システムの「楽々WorkflowII」は企業内での申請・承認・決裁ワークフローを電子化し、業務効率化を実現するパッケージソフトであり、①簡単・スピーディな立ち上げ、②大規模・本格的な運用に強い(豊富な経路設定機能により日本の商習慣に合った柔軟なワークフローを実現)、③グローバルな多国語対応とモバイル対応でどこでも誰でも利用可能といった特長を有している。

そしてそのクラウド版である「楽々WorkflowII Cloud」は、初期投資や導入・保守作業が不要で、月額利用料のみですぐに利用できる。「組織情報連携ツール」は、顧客の社内ネットワークにインストールし、指定されたフォルダから組織情報を記載したCSVファイルを読み取り、インターネット上の上記CloudにHTTPSで送信して更新情報を反映する。

同ツールの定期的な実行は、WindowsのタスクスケジューラやLinuxのcronなどから起動することで実現可能だ。今後も、企業ニーズにあった柔軟性の高いWebワークフローシステムを開発し顧客に提供していくという。同社は、「本格的ワークフロー専用システムが実現するペーパーレスとその他、そしてその先の価値とは?」として複数のテーマで行う、上記システム製品のウェビナーを予定している。