飲食店の経営管理デジタル基盤サービスにデータ分析系の新機能を搭載

店舗に関わる各種情報を一元管理、分析する。売上や仕入情報を自動集計し、AIで将来売上を予想し、売上目標を自動分析できる。このプラットフォームは顔認証打刻で勤怠管理――入力ミスや打刻漏れのリスクを軽減し、データの統一性や正確性の確保も可能にするという。

NTTデータ バリュー・エンジニアは、flaroが提供する飲食店向け経営管理プラットフォーム「FLARO」におけるデータ分析領域連携――データクレンジング、データプレパレーション、データアナライシス技術を用いて実現した新機能――店舗スコアリング機能、売上需要予測、セルフBI機能の提供を開始した。「FLARO」は昨年のリリース以降、約800店舗に利用されている急成長中のクラウドサービスだという。

データマネジメントやデータ活用領域の支援を専門とするNTTデータ バリュー・エンジニアは、「FLARO」に蓄積された飲食店経営に関わる様々なデータについて、業務利用に留まらずデータの分析や活用ができる多数の機能を開発し提供。今回の新機能を搭載することで、同プラットフォームは多忙な飲食店経営者に代わってデータの力で店舗における課題把握、進捗管理、タイムリーな施策の検討を実現する。

調達・棚卸クラウドサービスのデータと連携することで、食材費の実際原価を管理できるなど、いっそう飲食店経営に関わる幅広い業務のサポートが可能になった。すでに新機能を利用している顧客からは「リアルタイムに即座な経営判断が可能になった」「業種業態が違う店舗の評価が難しかったが、FLAROの店舗評価を用いることで、店舗の課題の早期発見だけではなく、店舗表彰にも役立っている」など、高く評価されている。

「FLARO」は今後も顧客ニーズに寄り添うクラウドサービスとして進化させていく。次に開発する生成AIを用いた店舗支援機能について、今年度中のβ版サービス開始を予定しているという。