自動データ構造化プラットフォームで各種クラウドデータも分析可能に

効果的なデータ活用の実現。それにはデータ収集~価値提供サイクルの高速化が重要だが、そもそも社内データを管理できていないケースや、業務効率化のためのSaaS導入でデータが分断されるなど、データのサイロ化に悩む企業も多く存在するという。

DATAFLUCTは、非構造化データを自動で構造化するデータ基盤「AirLake」において、セゾンテクノロジーのiPaaS「HULFT Square」との連携により機能拡充を実現した。今回、顧客ニーズの高かった32種のシステム・ツール用データ連携コネクタを提供することで、よりスピーディーかつ低コストな、社内外マルチモーダルデータ活用を一層強力に支援する。

社内の誰もが親しめるBI/検索機能を備えた「AirLake」は各種ドキュメントや手書き文字、画像、音声も構造化し、分析可能なデータベースに変換する。構造化データを簡単に活用するための機能も多数揃え、収集データの加工・蓄積~活用までの業務を効率化。それがこのたび、多様なデータを容易に統合し活用できる形に強化された。

たとえば、①見積書/請求書の活用では、Boxと接続し、庫内PDFのそれらをAI-OCRで読取り構造化し活用。類似見出し語検索により、多様なフォーマットの読取りが可能に。②報告書のデータ活用では、kintoneと接続し、添付報告書/ヒヤリハット内容を構造化およびテキスト解析し、インサイトを可視化。③図面設計書では、AWSS3内の図面データから類似図面が検索可能に。販売実績・顧客属性等と組合わせ、最適な図面をレコメンドする。

④顧客問合せデータでは、Salesforceと接続し、問合せ内容などを構造化しデータベースに蓄積。閲覧、検索を容易にし、要素・要因ごとの分類や集計により、CS業務を効率化する――という。両社は今後もサービスの連携により、あらゆる企業のDX・データ活用を支援していく考えだ。