さまざまなモノがネットにつながる。"Internet of Things"時代となった今日、AI技術を活用した高度なIoTソリューションで、業務用冷凍・空調機器の稼働状態から故障につながる変化を検知し、計画的な運用・保守管理のサポートを実現する。
当該サービスについて、フロンガスの漏えいを未然に防ぐためフロン排出抑制法で定められている「業務用冷凍空調機器の常時監視によるフロン類の漏えい検知システムガイドライン(JRA GL-17)」に対応した仕組みとして提供しているという。
日立GLSは、空調IoTソリューション「exiida」のオプションサービスとして開発した、「exiida遠隔監視・デマンド制御ソリューション」を4月1日から提供する。exiida遠隔監視は、空調機器の運転状態を監視して故障発生時はすぐにユーザーへ通知し、直前の運転データを確認することもできるなど、迅速な修理対応が可能となるサービスだ。そして今回追加するデマンド制御ソリューションは、室温など空調機器の稼働情報や気象情報などを基に――
AIが常時消費電力を予測して、目標デマンド値(同サービスにて低減を図った後のピーク電力値)を超えないように空調機器を制御することにより、顧客施設の電気料金の削減に貢献する。さらに、室内ユニットの吸込温度を監視して室温を把握し、AIにより制御するユニットを自動選別する。室内ユニットを個別コントロールすることで、快適性を大きく損なわずに、空調機器の消費電力を抑制する。
新設・既設を問わず、集中リモコンを使っている場合は、遠隔監視通信ユニットとパルス計測ユニットの設置工事だけで導入することができ、設置や導入に関連する負担を軽減可能だともいう。同ソリューションを、日立GLSは、今月30日~2月2日に東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN 2024」の日立ブースに出展する。