バックオフィス業務DX、契約保全事務プロセスを自動化・効率化

ビジネスプロセスをアウトソース(外部委託)した際、これまでは業務の進捗状況が見えづらかった。顧客においてはまた、契約保全業務は管理上重要ではあってもコア業務に付随すること、すなわち「ノンコア業務」である。そのようななか、顧客の投資抑制に貢献する――

事務プロセスのデジタル化やプロセスマイニング(業務システムが生成するイベントログから実業務プロセスを検出してモニタリング、業務改善に活用する分析手法)適用に対応した業界横断型サービスへの期待が高まっているという。アグレックスは、最新デジタル技術と共通基盤により、契約保全業務のDXを実現する「契約保全オートメーション事務サービス」を10月に提供開始した。同サービスは生命保険会社2社への先行導入が決定しているという。

同社は、「フルデジタル」「ロケーションフリー」「継続進化型」をコンセプトとした新たなBPO構想「Evolution BPO」のもと、複雑な事務処理をともなう業務における「人的業務」のDXを実現するサービスの開発に取り組んでいる。同構想のサービス第2弾として今回提供する、上記新サービスは、人手で作業し目視確認してきた、生命保険をはじめとした契約の登録情報変更等にかかる、一連の保全事務プロセスのデジタル化・自動化を可能にする。

①判断工程まで踏み込んだ現行業務プロセスの可視化・分析、②専門センターによる高品質なデジタル変換、③標準モジュールとデジタル技術によるプロセスの自動化、④プロセスマネジメント機能による稼働状況の一元管理といった特長を備え、紙の申請書のデータ化・受付から、申請内容の確認・不備解消、顧客の基幹システムへの変更情報の登録までを顧客に代わって同社がスピーディに対応する。

「契約保全オートメーション事務サービス」により、アグレックスは、顧客の保全業務の最適化・効率化の実現、およびビジネス強化を後押ししていく構えだ。