情報通信
パブリッククラウド×オンプレミス基盤を継ぎ目なきサービスとして
市場競争に勝つ。企業は機密性の高いデータを柔軟に活用し、ニーズに応じた商品やサービスを適時投入するビジネス展開が求められる。昨今、生成AIの登場により、ビジネス環境の変化はさらに加速している。そうしたなか、企業活動を支える基幹システムにおいても――
パブリッククラウドとシームレスに連携可能な新しい技術をオンプレミス基盤に取り入れつつ、業務環境を整備することが急務となっている。その実現ではしかし、基幹システムや新技術など多様な分野での専門的な知識やスキルに加え、多大な時間と労力が必要だという。日立は、as a Service型ITプラットフォーム「EverFlex」において、ハイブリッドクラウドソリューションのポートフォリオを拡大し、上記シームレス連携が可能なオンプレミス基盤を順次提供する。
従来提供してきた高信頼なデータ基盤を中核としたITプラットフォームと、金融や社会インフラなどミッションクリティカルな基幹システムのクラウド活用で培ってきたシステムインテグレーションや運用の知見・ノウハウを、「仮想化基盤」「ワークスペース基盤」など10種類のポートフォリオに分類し、展開する。
今月19日より、顧客はパブリッククラウドとの連携で顕在化する上述のような課題に応じ、同ポートフォリオから各種サービスを選択することで、適切なサービス型ITプラットフォームを迅速かつ柔軟に利用して、課題を解決できるという。SRE手法に基づき、システム全体の可視性向上や運用自動化を支援する「HARC」を組み合わせて、変化し続ける顧客アプリ/クラウド運用の継続的な改善を支援するともいう。
同社は同ポートフォリオを今後も強化・拡大する。ニーズの高まる生成AI活用でも、機密性の高いデータを保護しながらパブリッククラウドと安全・安心・シームレスに連携できるオンプレミス基盤を実現し、顧客の持続的な成長に貢献していく考えだ。