医薬品情報ポータルにて地域の医療機関・薬局・在庫検索が可能に

医薬品の安定供給問題を踏まえた診療報酬上の特例措置が今春施行された。そこには、地域支援体制加算の追加施設基準として、「地域の保険医療機関・同一グループではない保険薬局に対する在庫状況の共有、医薬品融通などを行っていること」との項目が明記された。

現在しかし、同一グループではない保険薬局や患者がアクセスできない環境での在庫品情報の開示方法について模索している薬局が多い状況だ(上記政策:厚労省Web)。地域包括ケアシステムの実現に向け、薬局・薬剤師も医療提供者の一員として、地域医療に参画し職能発揮することが求められる。一昨年夏には患者が自身に適した薬局を選択しやすくなる、認定薬局(地域連携薬局及び専門医療機関連携薬局)制度も施行された。

病院と施設・自宅の間をつなぐ役割を担う「地域連携薬局」は、医療機関への情報提供実績月平均30回以上という難儀な要件が挙げられている。ゆえに情報提供方法をも模索している薬局が多いという。ネクスウェイは、100超の製薬企業のDI(医薬品情報)をタイムリーかつ網羅的に集約した薬剤師向けポータルサービス「アスヤクDIポータル」に、「地域連携機能」を追加した。

①自薬局の近隣医療機関・薬局を地図やリストで検索が可能、②施設の基本情報(薬局名、住所、電話番号、FAX番号等)、営業時間、薬剤師人数、認定薬局取得有無など付随情報(厚生局データ等の公開情報を元に取得・更新)を掲載・検索可能、③店舗ごとに医薬品の在庫情報をExcel・CSVファイルでアップロードし、他薬局などと共有/閲覧が可能といった特長を備えた。

新機能にて、薬剤師が医療機関や他薬局と協働し、薬物療法の適正化の役割を担うための支援をするという。同社は、情報共有や連携に必要な「検索機能」「情報連携のためのドキュメント作成機能」を充実させ、地域包括ケアシステムに参画する薬局・薬剤師をサポートしていく考えだ。