統計解析基盤の利用コストを大幅減、各種PGM言語&システム対応も

統計解析・データ分析用システムは、長年にわたり金融業界等で用いられている。専門かつ高度な分析を要する多彩な分野で活用されている現在、高額なライセンスコストやオンプレミス(自社構内)での利用条件の厳しさが課題になっているという。

DTSは、アルテアエンジニアリングと提携し――統計解析やデータ分析、その結果の可視化業務のランニングコストの大幅削減と、既存の基盤や統計解析言語を安全で手軽に移行可能とする「統計解析プラットフォームソリューション」を今月8日から提供する。同ソリューションは、データアナリティクス製品「Altair SLC™」「Altair Analytics Workbench™」を活用し、ライセンスコストを大幅に削減可能としたものだ。

現有ソースコードの言語変換、データ入出力形式の変更、基盤構成などの既存統計解析環境をほとんど改修することなく、クラウドや、IBM z/OS、AS/400、Linux、Windowsといったオンプレミスの基盤に移行できる。SAS言語、Python言語、R言語を現有のまま利用可能とする。言語互換性チェックツールにより事前に同プラットフォームソリューションへの移行難易度を判定できる。

実行基盤としても、クラウドへの移行のほか、オンプレミス/ホストサーバーでの移行も容易で、インフラへの影響を最小限に抑える。非技術者でも利用可能な直感的なローコードツールを提供する。現行ツールの操作性を損なわない。マイグレーションに関するコンサルティングや、チューニング作業を含む統計解析プラットフォーム乗換代行サービスを提供する。

同ソリューション利用によるランニングコストの試算を通じた削減効果、既存の統計解析プログラムの互換性診断を通じたチューニングの要不要やその程度について無償で診断する。これにより顧客は、コスト削減効果や乗換リスクを事前に評価できるという。