契約書のレビューをAIが支援、一層新しい働き方の実現へ

糊と印鑑とボールペンが要った。共に返信用封筒はあっても切手購入が必要で、2種の手続のうち一つは証明書類等のコピーも要求――、未だに昭和か!という体験を近頃立て続けにさせられた筆者の机の引出しには、もう使わないだろう新の収入印紙が複数枚、マイナンバーカードの横に納まっている。

「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え 契約作業をオンラインだけで完結させる。導入社数250万以上、累計送信数1,500万件超の契約管理基盤により、"紙がかり"の事務作業をなくして業務を効率化、テレワークの推進や育児・介護をしながらでの働き方を実現できるという。

弁護士ドットコムは、リセと資本業務提携をし、電子契約ツール国内シェアNo.1(出所:富士キメラ総研'21年8月レポート)の契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を通じて、AIによる契約書の自動レビュー支援サービス「クラウドサイン レビュー」を開始した。新サービスでは、ファイルアップロード後に自社の立場を選択すると、AIが即座に不利な条項や抜けている条項を指摘し、欠落条項や要注意条項、解説などを自動表示する。

専門弁護士が作成した解説や自社に有利な条文サンプルも表示されるため、高度な専門知識がなくても、レビュー工数を大幅に削減できる。①弁護士監修の高いAI精度(レビュー支援機能)。②リーズナブルな価格体系:あらゆる規模の企業で導入しやすく、電子契約「クラウドサイン」と組み合わせて導入するユーザーには特別なプランも提供。③豊富なサポート体制:250万社超の顧客を有するクラウドサインの導入支援経験に基づく体制を用意。

といった特徴を備えた「クラウドサイン レビュー」は、契約業務のフローに沿った契約ライフサイクルマネジメント (CLM)の中で、契約締結、契約管理に次ぐ3つ目の軸として、その他サービスとの相互連携が図られていくとのことだ。