IT運用の自動化をサポートするしくみにITILテンプレートを追加

IT(情報技術)の浸透が世の中の多彩な仕組み及び人々の暮らしをより良い方向に転換していく。デジタルトランスフォーメーション(DX)がもて囃されている。昨今、企業はビジネスの優位性を求めDXに代表されるデジタル技術への取り組みを推進している。一方で、急激なITシステム増加により――

人海戦術によるIT運用管理は限界に近づいている。デジタル化によって経営に直結しつつあるそれらの課題に対応するため、運用自動化・効率化によって人力運用からの脱却を図る企業が増えてきている。このサービスを約3年前に開始して以来、運用自動化に取り組む顧客から、「より運用の効率化を図りたい」「運用における管理が仕組みも含めバラバラなので統一したい」「ナレッジとしてデータベース化したい」といった相談を多く受けるようになったという。

セイコーソリューションズは、インプリムとパートナー契約を締結。IT運用自動化支援サービス「SNOPS」にWebデータベース型ビジネスアプリケーションプラットホームを活用した運用管理オプションを追加し、これを7月3日に提供開始する。

今回提供する同オプションは、ITサービスの安定的な提供と継続的な改善を目的に――同パートナーが開発・商用ライセンス提供している国産オープンソースのノーコード・ローコード開発が可能な「Pleasanter」を――ITサービス管理の業界標準/ベストプラクティス集であるITIL(情報技術基盤ライブラリ、関連:ISO/IEC 20000)に沿った「インシデント管理」「サービス要求管理」「問題管理」を実現するテンプレートと共に提供する。

「SNOPS」と組み合わせ、管理と自動化を紐づけることで、より効率的・効果的なシステム運用を実現する。セイコーソリューションズは、今後も自社のIT運用自動化支援サービスを進化させ、顧客のシステム運用の課題解決に貢献していく構えだ。