適切な支出に向けて、家計簿の項目分類・仕分けをAIが支援

スマホなどにて家計簿を記録できる。紙のレシートの読取り機能や、銀行口座とかクレジットカードとの連携機能によって、支出や収入が自動的に記録されるので、手軽に家計を管理できる。そのほかにも――

「人生の可能性を"見える化"する」をテーマに、人生のステージの変化ごとにライフプランを繰り返し見直せる「一生黒字」や、目的別に家計の目標を立てて進捗を把握できる「コース制」など、近い将来から遠くの未来までをカバーする振り返り機能も数多く提供。最近は、日々の気づきを記録できる「デイリーメモ」機能など、暮らし全体へ価値の提供範囲を拡大していて、一人ひとりがより良い行動を選び取れる社会の実現を目指しているという。

1,000万ダウンロード超の個人向け家計簿サービス「Zaim」を運営するZaimは8日、今世界一ホットなChatGPTを展開する米国OpenAI社によるAPI(アプリインターフェース)を活用した新機能「Zaim カテゴリ整理 AI」を公開した。レシート読取りやクレジットカード連携において、支出項目のカテゴリを判別できず手動分類を要した支出について、新機能は、AIが商品名から分析し「食費」「日用品」「交通費」といった適切な項目を提案する。

ユーザーの記録作業を大幅に効率化するとともに、「未分類」支出項目を削減し、より正確な支出傾向の把握や予算立案といった家計改善をサポートする(AIによる提案は1日1回。取り扱い品目最大20件/回)。「Zaim カテゴリ整理 AI」は「Zaim 買いものレシピ AI」に続く、AIを活用したサービスの第二弾となる。第一弾においては直近1〜2週間の購入履歴から自動で食材を抽出し、食材を無駄にしないレシピを提案するなどしている。

同社は今後も、ユーザーに便益をもたらすサービスをアプリトップ画面の「Zaim AI サポーター」ページにて積極的に展開していく構えだ。