オフィスDX、入退室管理等を各種クラウドと自動連携し価値向上へ

コロナ禍を契機に働き方が多様化した。昨今、テレワーク環境の整備やオフィスのセキュリティ対策などの取り組みが進展するなか、 コミュニケーションやイノベーションの促進を目的としたオフィス回帰の動きも広がりつつあり、施設等での入退室管理の必要性も改めて見直されている。当該分野で――

クラウド型入退室管理システムを累計7,000社以上に導入し、勤怠管理、会員管理、予約管理、決済などのクラウドサービスと同システムをAPI連携して、労務関連業務の効率化、施設の無人運営といったDXの実現を支援している。それらクラウドサービスとの連携機能は、自社やパートナーが開発・提供していて、顧客がそれをする場合、APIに関する知識と開発スキルに加え、開発費用や作業工数などの負担も課題になっていたという。

フォトシンスと、JBATは、後者のクラウド連携プラットフォーム「Qanat Universe API-Connect」を活用し、前者提供のクラウド型「Akerun入退室管理システム」と様々なクラウドサービスを自動連携するサービスを共同開発した。顧客企業における同システムとクラウドサービスとの連携にまつわる上記課題を解決し、さらなる価値提供と変化するビジネストレンドへの柔軟な対応を支援することを目的に、クラウドデータ連携基盤を活用して開発した。

今回の共同ソリューションは、短期間かつ低コストで同システムと多様なクラウドサービスとの連携を実現でき、環境や用途に合わせてファシリティ等で幅広く利用可能だという。両社は、これからも連携範囲を拡大していき、 入退室管理やセキュリティにとどまらない、様々なオフィス/施設関連サービスとのシームレスな連携を拡充し、さらなる提供価値の向上を推進する。

企業や施設の利用環境や用途などに合わせて、JBATは同システムと連携可能なクラウドサービスの拡大と機能拡充を推し進めていく構えだ。