国際金融取引の新規格に準拠、大量ファイル伝送・外国送金を支援する

インターナショナルな参加銀行間における金融取引、そのメッセージ伝送を担う通信網および運営団体をSWIFT(スイフト)という。外国送金にかかる代表的な国際決済ネットワークでもあるそれは、ファイル電文について、今年3月から新規格フォーマットも利用している。

SWIFTによれば2025年11月以降は新しいフォーマット、"ISO20022"(和文解説:日銀PDF)のみが取り扱われる。よって、外国送金を利用する金融機関ならびに金融機関との間で外国送金ファイルを授受する企業は、既存(MT)フォーマットの利用期限である同年同月までに、ファイルフォーマットや伝送手順の変更等が必要になるという。

NTTデータは、金融機関向けに提供している大量ファイル伝送サービスAnserDATAPORT®にて、24年度下期にISO20022への対応を行う。金融機関と企業等のファイル伝送を仲介する同サービスが新フォーマットに対応することにより、大量のファイルをホストで伝送する企業は上記期限以降もホストでの外国送金を継続できる。同サービスの照合機能により、外為業務における照合電子化も実現される。

金融機関とデータを授受する企業等から受付けるファイルフォーマット・伝送手順について、従来の固定長ファイル・全銀手順に、可変長ファイル・JX手順を追加する。上記新フォーマットが可変長ファイルであることを踏まえた。今回の対応により、内国送金等で金融機関が利用する同サービスへ伝送する際に用いるConnecure回線を外国送金でも流用可能となる。

FAXによる送金意思確認方法を電子ファイル方式にでき、金融機関・企業双方での意思確認事務のDXが実現し、事務負荷の軽減に繋がる。ISO20022準拠のAnserDATAPORTは、みずほ銀行三菱UFJ銀行三井住友銀行がすでに利用を予定――今後各行との間で利用開始に向けた検討が進められる。