近未来の移動通信方式6Gを新周波数帯を含めて実証する

われわれ利用者が高速・大容量の移動通信方式「5G」に慣れ親しみ始めた昨今、先進各国の企業・団体は第6世代移動通信方式(6G)の研究開発に集中している。近い将来に具現化される6Gのサービス提供に向けては、5Gで利用されている周波数帯に加えて――

6GHzを超えるミリ波帯や、一層直進性が強く遮蔽物に弱いサブテラヘルツ波帯(90~300GHz)などの新たな周波数帯を含めた広帯域にわたる周波数帯を有効活用するための技術など、多くの移動通信技術を検証する必要がある。そこで昨年6月から国内外の主要ベンダーと新たな無線通信技術やAI技術の活用に焦点を当てて、実証実験を行ってきたという(ニュースリリース①)。

ドコモNTTは、富士通NECNokiaと進めている6Gに関する実証実験の協力体制('23年6月発表記事)をさらに拡大し、新たにEricssonおよびキーサイトとも6Gの実現に向けた実証実験で協力していくことに合意した。これにより、計5社と6Gの様々な周波数帯を想定した実証実験を推進する。

Ericssonとは、6~15GHz帯における6Gミッドバンドに適した新無線インターフェースの実証実験と、100GHz帯におけるサブテラヘルツ波帯での超高速データ伝送を実現する新無線インターフェースの実証実験を予定していて、キーサイトとは、サブテラヘルツ波帯を用いた超広帯域通信に向けた電波伝搬特性の測定実験を行う予定だという。

今回体制拡大した国内外の主要ベンダーとの実証実験を推進するとともに、幅広い移動通信技術の研究開発に向けて、その他の主要ベンダーとも各社の強みを活かしたさまざまな取り組みを推し進めていく。両社は6Gの研究開発を加速させ、世界的な6Gの標準化や実用化に向けた検討に貢献していく構えであり、上記取り組みはバルセロナで開催中の「MWC2023」(ドコモブース)でも紹介するとのことだ。