それらはユーザーの誤操作につながり、大きな問題につながる。ブランドを大切にする企業は、表現の統一のために、校正や翻訳に多くの労力を掛けており、コストや負荷の増大が課題になっているという。日立ソリューションズは、AIによる文章解析によってコンテンツの効率的な作成を支援するプラットフォーム「Acrolinx」の販売代理店契約をドイツAcrolinx社と締結。同プラットフォーム(アクロリンクス)の提供を今月15日に開始した。
Microsoft、Boeing、Googleなど189超のグローバルリーディングカンパニーに採用されていて、用語や文体といった企業固有の表記ルールや文法の遵守、他言語へ翻訳しやすいかどうかを自動チェックする。同プラットフォームは、Wordなどの文書作成ツールやブラウザ、コンテンツ管理システムと連携して、各アプリ上でコンテンツの補正を提案し、品質向上をサポートする。日本語、英語、中国語、ドイツ語など多言語のドキュメントのチェックも可能だ。
グローバル展開を推進する企業は、同プラットフォームを活用することにより、ライターごとに異なる用語の使用や表現の統一を図れ、人による確認作業を減らして分かりやすさ・正確性アップを達成できる。翻訳しやすい文章かどうかの自動チェックにより、誤訳や手戻りのリスクを抑え、的確なコンテンツを短期間で完成させられもし、ライティングにおける大幅なコスト削減を実現するという。
同社は、顧客の目的に合わせたアクロリンクスの設定など導入支援も提供し、ドキュメント作成のプロセス改善を後援する。