5Gとメタバースを使って顧客は業務プロセスの改善や効率化へ

メタバース(仮想空間)がエンタメから産業・社会へと浸透しつつある。ネットワークの高速化や端末性能の向上とともに、デジタルツインを実現するべく、同空間は製造、物流、医療、スマートシティなどの分野に広がりをみせている。実用的なメタバース環境を効率的に構築するにはしかし――

複数エンジニアによる共同作業が必要で、リモートを含む異なる場所からの効率的な協働を実現するため、遅延の少ない通信環境が求められているという。CTCは6日、業務プロセスの改善や効率化を求める製造・建設会社に向けて、5Gネットワーク環境で複数ユーザーによる共同開発を可能にするサービス「Omniverse on MEC」の提供を開始した。

ドコモNTT Comによる低遅延・高セキュリティな通信網サービス「docomo MEC™」に、NVIDIAのメタバース開発プラットフォーム「Omniverse™ Enterprise」を組み合わせた。上記新サービスは、パブリッククラウドでは提供されていないRTX GPUを利用し、円滑な3Dコンテンツのグラフィック処理を可能とする。

建設業での3Dモデル作成やレビュー、製造業での各種シミュレーション、メディア・エンターテイメント業での3Dコンテンツ制作などの業務が実現できる。複数人で同じ状態の画面を見ながらリアルタイムな協調作業が実施でき、短期間で目的に応じたメタバースを完成させられる。Omniverseと、docomo MECの組み合わせによって、ユーザーはセキュアで快適な通信環境で3Dコンテンツの制作やレビューなどの協調作業を効率的に進められるという。

CTCは製造工場での作業トレーニングや建設物のデザイン制作等にてOmniverse導入実績とノウハウを有する。今回、メタバースを利用した業務改善の提案、システム構築、ユーザートレーニング、運用や保守までをトータルで支援していく考えだ。