"もう一人の自分"がデジタルツイン空間で自律的に行動し始める!?

ITの浸透により人々の生活をより良くしていくデジタル転換(DX)が社会全体に広がりつつある。一方で、個人や社会の多様性が損なわれる可能性も指摘されている。そうしたなか、誰もが他者を尊重しあえる豊かで持続可能な共生社会の実現をめざしているという。

NTTは、IOWN構想の柱の1つデジタルツインコンピューティング(DTC)において、新たな未来社会を切り拓くための4つのグランドチャレンジ――①気持ちそのものを伝えるコミュニケーション技術(感性コミュケーション)、②人と共に成長・共存する分身技術(Another Me®)、③未来社会の姿を探索する技術、④地球と社会・経済システムの包摂的な平衡解を導出する技術の研究開発を行っている。

そうして、多様な個人間で調和的かつ発展的な関係が築かれる社会作りに取り組んでいる。今回、その第一歩として、コミュニケーションを通じて相互に理解し合い、他者や社会との繋がり作りを支援するための技術を開発し、ドコモが提供するバーチャル空間構築技術に試験実装した。人の深い理解を可能にする技術として、個人の持つ感性や価値観まで推定する「脳内表象可知覚化技術」「個人性抽出技術」を開発した。

また、自分のAnother Meが自律的に社会活動を行うための技術として、本人のように話すことができる「個人性再現対話技術」を開発した。同技術を用いた新たなコミュニケーションサービスMetaMe™を、今月オンライン開催される「docomo Open House'23」にて展示発表する。今後はパートナー企業との連携などを通して、人との繋がり創出効果に関してフィールド実験をMetaMe上で行っていく。

脳波の正確な計測技術の研究や、再現可能な個性の拡充に向けた研究も進めていくという。NTTは、人・社会・地球が「絆を気付き/築く」ための研究開発を推進し、継続的に社会に提供していく構えだ。