国内のIT系企業で最も"グリーン"だと思われているのは

2050年カーボンニュートラルの実現が世界的な大潮流となっている。人間の活動による地球温暖化に歯止めを掛ける、脱炭素社会の構築は、喫緊の課題である。エネルギー消費とも密接なデータの世紀となった今、日本のIT(情報技術)企業はどこで、どんなイメージで見られているのだろう――。

1月30日、MMD研究所は、15歳~69歳の男女10,000人を対象に昨年11月25日~28日に「2022年消費者が思うグリーンなIT企業のイメージ調査」を実施した結果を公表した。事前調査で国内IT企業と聞いて純粋想起された上位19社までを選択肢として知っている企業を尋ねた(複数回答可)ところ、「NTTドコモ(76.9%)」「楽天(72.7%)」「ソフトバンク(71.2%)」「ヤフー(70.9%)」「LINE(68.3%)」だったという。

消費者が思うグリーン企業のイメージ上位は、「1.気候変動問題の貢献につながる製品やサービスを提供」「2.脱炭素社会に向けて積極的な取り組み」「3.社会問題の解決に貢献」だった。そこでグリーン企業のイメージに当てはまる国内IT企業を5つまで回答してもらったところ、同イメージ上位1・2・3はいずれもNTTドコモが最多となり、次いで楽天、ソフトバンクとなった。

10,000人のうち、19社で「グリーン企業」のイメージに当てはまる企業があると回答した4,712人を対象に、最も「グリーン企業」のイメージがある国内IT企業を聞いたところ、「NTTドコモ」が19.0%と最も多く、次いで「NTT」が12.3%、「楽天」が11.4%となった。全年代いずれも「NTTドコモ」がトップとなり、次いで10代は「LINE」、20代と30代は「楽天」、40代と50代と60代は「NTT」を次点に挙げたという。

今回のインターネット調査の詳細は、MMD研究所ウェブにログインまたは無料会員登録すれば確認できる。