国際都市Tokyoの玄関口で産学連携、リアルとバーチャルの連動へ

そこは国際金融などの中枢業務拠点(大手町・丸の内・有楽町地区)、交通結節点として脚光を浴びる品川界隈などに囲まれたエリアだ。「海の玄関口」として発展し、「空の玄関口」としても地の利があり、近隣には緑豊かな2つの文化財庭園も存在するうえに、複数の大規模な再開発案件が進む。

そこで「デジタル×コンテンツ」を軸に世界中の人、情報、ビジネスをつなぎ、職住近接による新たなライフスタイルの創出をめざす。東急不動産は、竹芝地区にて慶應義塾大学との連携のもと、コンテンツとテクノロジーが集積する国際ビジネス拠点の形成を目指したまちづくりを進めている。その一環で今回、同大学KMDPoliProと連携し「Social Creation」の授業において、リアルとバーチャルを連動させた新たな取り組みを実施し、その有用性を実証した。

3D都市モデルやVR空間の新たな活用可能性など複数の提案があった中でも特に優秀だった、東京ポートシティ竹芝のホールのバーチャル空間を活用した「リアル×バーチャルの謎解きイベント」を採択して実施した。親子などグループでの参加者が、リアルの会場側とバーチャル空間側とに分かれ、双方の空間における個別のヒントを通信で伝え合いながら謎を解いていく――

リアル空間と、それと同じ構成のバーチャル空間(デジタルツイン空間)が双方に連動した体験として、リアル、バーチャルいずれかだけでは体験できない、新たな体験価値を創出することができたという。

同社は、今後も、コンテンツとテクノロジーが集積する国際ビジネス拠点の形成を目指して、KMDとの産学連携で活動を展開するとともに、竹芝地区において、建物全体や街全体でのリアル・バーチャル空間連動による来街者の体験価値向上、安心安全なまちづくりへの可能性を検討し、それらを新しいかたちでの街への集客やコミュニティーの形成など、広くまちづくりに活かしていく考えだ。