高齢者の物を拾う動作やベッドに座る動作等を誤検知する問題を解決し、高精度な検知を実現するという、グローリーは、赤外線3次元センサーを活用し、人の骨格から姿勢を正確に認識できるAI画像認識技術を開発――同技術を応用した転倒検知システム「mirAI-EYE」を今月10日に発売する。
同システムは、エコナビスタと共同開発したもので、高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ®+Dr.」と連携し、高齢者の安全・安心と介護スタッフの負担軽減を実現する画期的な仕組みだ。①転倒事故を早期発見し、介護スタッフの負担を軽減。②赤外線3次元センサーで部屋全体の見守りを実現。③管理PCに通知履歴を蓄積し、事故の予防に貢献といった特長を備えている。
①では入居者の姿勢をAIが「転倒」と判断すると、ライフリズムナビ+Dr.と連動し、事務所の管理PCと介護スタッフのモバイル端末へ通知。転倒に至りそうな「起き上がり、端座位、離床、ずり落ち、横たわり」を含めた6動作を検知するため、訪室が必要なタイミングを的確に捉えられ、介護スタッフの負担軽減と、事故の予防や早期発見が可能となる。
②では直射日光の入る日中や就寝時の真っ暗な居室でも正確に転倒などの検知が可能。センサー部は回転し人の動きを追従するので、居室内の広範囲を見守れる。③では録画映像の保存、閲覧も可能。履歴や保存データより詳細な状況を把握、家族等への説明や事故防止策の検討に活用できる。モザイク設定によりプライバシー配慮検知やライブ見守りも可能だという。
同社は上記システムを「第9回 介護&看護EXPO大阪」に出展予定だ。