歩くことの価値を定量化、ロジックモデルを社会課題の解決につなげる

健康寿命の延伸や健康経営への関心が高まっている。この国において、ウォーキングは、日常的に取り組みやすい健康施策としてだけではなく、環境負荷の低さや家計への影響の少なさから、大きな関心と期待が寄せられている。そんな中――

当社運営ウォーキングアプリ「aruku&」は、「あなたの一歩が宝にかわる」をコンセプトに掲げ、インセンティブやウォーキングの習慣化を通じた健康という宝を手に入れられる世界観を目指し、ユーザーや健康経営推進企業の支援を続けている。が、ウォーキング効果については、可視化を試みてきたもののユーザーアンケートをベースとした限定的なものが多く、多角的な評価には至っていなかったという。

ONE COMPATHは、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーの協力のもと、SROI(社会的投資収益率)分析を用いて歩行の社会的価値を評価する枠組みを構築。2月7日~16日開催のオンライン型ウォーキングイベント「1day3000ウォーキングチャレンジ」をモデルケースとして定量化することを決定した。この取り組みによってウォーキングへの関心を高め、ウォーキング習慣の普及やウォーキング人口の拡大を目指しながら、健康寿命の延伸、環境負荷軽減などの社会課題解決に貢献していく。

同イベントで参加企業・個人は「aruku&」を使い、期間中、毎日3,000歩の達成を目指す。寄付団体が取り組むSDGs、7つの目標の中から貢献したいものを事前に選択し、目標ごとに組むグループの3,000歩の達成割合に応じて寄付金を決定、寄付する。

「1day3000 第8弾」開催後は、ニュースリリースやホワイトペーパーとして結果を発表(予定)する。同社は今後も定期的な定量化を続け、ウォーキング習慣の普及、ウォーキング人口の拡大を目指し、健康寿命の延伸、環境負荷軽減などの社会課題解決にも積極的に寄与していく考えだ。