コミュニケーションが活発なリモートワーク空間を創出する

テレワークが普及した。昨今、オンラインを軸にした新しい働き方に課題も見えてきた。たとえば、Web会議においては、メンバー間の会話が減少する、議論が深まらないなど、チームとしてのパフォーマンスの向上が難しくなっているという。

JR東日本KDDIは、「空間自在プロジェクト」の一環で、離れていても同じ場所にいるかのようにチームでのコミュニケーションが可能になる「空間自在ワークプレイスサービス」の提供を10月26日に開始した。同サービスには2つのプラン、東京駅など複数拠点で利用可能な「空間自在ワークプレイス」と、顧客の拠点に設置する「空間自在コネクター」が用意されている。

オフィス、自宅などのリモート拠点、東京駅などのアクセス至便な拠点間を接続することで、チームメンバー・共創先企業など、多様な相手とどこにいても同じ場所にいるかのようにコミュニケーションを図れる。新サービスは、従来のWeb会議システムに比べて、会話量が約48%アップすることが実証されている。生産性の向上が期待される。駅やオフィスなど多様な拠点が繋がることで、場所にとらわれないワークスタイルを実現する。

2つのプランにより、利用シーンに応じて、最適な拠点に導入できる。臨場感のある映像・音声接続、さまざまな便利機能といった特長を備えた。同サービスはワークのみならず、習い事や教育、ものづくりなど、さまざまなシーンで活用できる。

「空間自在ワークプレイス」は、「高輪ゲートウェイシティ (仮称)」のまちづくりの一環としてJR東日本とKDDIが取り組む、場所や時間にとらわれない働き方・くらし方を創出する「空間自在プロジェクト」から生まれたサービスだという。両社は、今後も「空間自在ワークプレイスサービス」の展開により、日本各地と世界を繋げ、企業の拠点分散を支援するとともに、ヒトを起点としたくらしの創出に取り組んでいく構えだ。