健康診断の予約と結果管理をDX、人事・労務担当の負担を軽減

労働安全衛生法により、従業員の健康診断が企業に義務付けられている。その実施にあたり、人事・労務担当者は、各従業員の年齢や労働条件などをもとに健康診断の予約を行い、受診状況を管理している。また、健康診断受診後に産業医が就業判定やフォロー面談ができるよう――

健康診断結果の管理も行っている。これら健康診断に関する煩雑な業務は、担当者にとって大きな負荷であり、長く人事・労務業務における課題として挙げられてきたという。バリューHRとSmartHRは今月17日より協業する、前者運営「バリューカフェテリア®システム」内で提供している「健診予約システム」「健診結果管理システム」と、後者が運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を同日にシステム連携した。

4年連続シェアNo.1(デロイトトーマツ ミック経済研究所調べ)のクラウド人事労務ソフトだという「SmartHR」の導入企業は、バリューHRの「健診予約システム」と「健診結果管理システム」を利用することで、同クラウドに登録している従業員情報に基づいた健康診断予約や受診状況・健康診断結果の一元管理が可能となる。従業員情報は月2回、自動で連携されるため、登録ミス等の防止と人事・労務担当者の業務の効率化につながる。

一方、「バリューカフェテリア®システム」は、健診予約・健診結果管理・特定保健指導・ストレスチェックなどの健康管理業務全般をワンストップでサポートできるしくみを提供。社員の健康管理をサポートし、人事・労務担当者の業務削減にも寄与する。

今回連携したシステムの利用はアプリストア「SmartHR Plus β版」から問合せ可能。同ストアは「SmartHR」利用企業向けに公開されていて、SmartHR管理者ページからアクセスできるという。両社は協同して、健康診断業務における人事・労務担当者の業務効率化を実現していく構えだ。