APIエコノミー、データ連携ビジネスの創出を加速する

今年、政府は「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の指定都市を発表した。同構想実現に向けた取り組みは、スターター型のTYPE-1、プレイヤ型のTYPE-2、リーダー型のTYPE-3という三層ピラミッド構成となっている。

TYPE2/TYPE3指定団体では、DSA推奨APIゲートウェイを介したデータの相互連携・共有、地域の魅力を活かしたサービスや地域課題解決サービスの実装が進められている。DXを推す産業界でも、新たな経済的価値"APIエコノミー"を創出する流れが強まっているという。

インテックは、ブリスコラのAPI管理製品群「BAMs Series」の販売代理店となった。これにより、産業界のAPIを利活用したデータ連携/APIビジネス領域でブリスコラと連携する。同社は、EDIビジネスを通じたプロトコル連携及びSIノウハウと、ブリスコラのAPIに特化した高度な知見と高い製品力をもとに、産業界のAPI連携ビジネス戦略を推進する「APIプラットフォーム構築サービス」を強化する。

上記製品群には業界標準APIセキュリティ「OpenID Connect」、および多数あるAPIの公開設定を統合して扱える管理機能を備えたソリューションが揃えられている。そのため、上記サービスのAPI開発と公開にかかるコスト、期間を大幅に削減し、APIビジネスに適したソリューション・アーキテクチャでのAPIプラットフォームの構築提供が可能になる。顧客は、自社で持つ有益なデータやサービス・プロダクトを他社へ展開――。

データをビジネスとして利活用したい企業は、「APIプラットフォーム構築サービス」を利用することで、スピーディーなデータ連携による業務DX実現と、新たなビジネススキームづくりができるという。インテックは、今回の連携により、両社のシナジーを創出し、APIビジネス市場がより活性化されることに寄与していく考えだ。