IoT・各種モバイル機器の互換性検証はサブスクで柔軟に

IT製品は接続・互換性検証を要する。一方でその時期が直前まで決まらないことも多く、そのようなケースでは、検証用端末やテスト要員の手配に時間がかかり、スケジュールの見直しが発生する。スケジュール変更により、検証会社への依頼内容を都度見直す手間も発生するという。

ベリサーブは今月22日、効率化・迅速化が求められる昨今のソフトウェア開発環境に対応するため、IoTモバイルデバイスのブラウザ、OS、モバイル機器の接続・互換検証を希望する顧客を対象に、互換性検証サービスの一部を新たに「互換性検証のサブスクリプションサービス」として、より柔軟な形態での提供を開始する。新サービスは顧客との間で契約期間・作業量・作業頻度等の条件と、定額作業料金などを決めたのち作業が行われる。

「契約期間内であればいつでも検証依頼可能」「月の最大工数以内であればどれだけでも作業調整可能」「月の最大依頼回数内であれば何回でも依頼可能」であり、IoT端末の準備とテスト実行については、経験および実績豊富なベリサーブ沖縄テストセンター(VOTC)がスマートフォン・タブレットなど650機種以上、1,000台以上の保有機材を使用して実施する。

いつ発生するか不明な市場不具合に対して、再現確認の実施や、他の端末で市場不具合が発生していないかの確認等、必要となるタイミングが不明な互換性検証にも、①契約の追加・変更作業無しに検証の依頼が可能、②VOTCの豊富なIoT保有機材の使用が可能、③検証結果は、静止画以外にも動画を添付しての報告が可能、④端末の空きがあれば最短当日のスピード対応が可能(依頼→作業→報告)といった特長を発揮するという。

同社は、上記サブスクサービスの提供により、要検証時期が直前まで決まらないリスクを解消し、検証端末や要員の手配、契約の変更など都度発生する手間を軽減し、システムや製品の品質向上を支援していく構えだ。