セキュリティリスク・脅威の可視化~IT運用助言を共に提供

サイバー攻撃が一層大きな社会問題となりつつある。近年、企業では、各種セキュリティソリューションの導入だけでなく、攻撃者から自社がどのように見えているか、自社にとってどのような脅威が存在するかといった視点で脅威を分析し、対応する脅威インテリジェンスの必要性が高まっている――

複雑かつ変化の速いセキュリティ分野で常に最先端をいく人材が肝要であるのに、慢性的な人材獲得や育成が課題となっている。多くの企業において、専門知識を持つ人員によるサポートが期待されているという。キンドリルCYFIRMAは、企業におけるサイバーセキュリティの強化を図るため、日本で協業を開始すると今月15日に発表した。

後者のプラットフォーム「DeCYFIR」を活用し、前者のセキュリティ高度化に向けた知見およびIT運用やセキュリティ運用における経験に基づいたアドバイスやIT運用、セキュリティオペレーション支援を提供していく。DeCYFIRは、外部の脅威情勢を可視化することで顧客のサイバー防衛を支援する。各顧客の特性・業界・地域・技術に個別最適な脅威インテリジェンスや、戦略・管理・運用面のインサイトを網羅した多層的な脅威インテリジェンスを提供。

独自のサイバーインテリジェンスと、攻撃対象領域のディスカバリー、脆弱性・ブランドインテリジェンス、脅威情勢認識、デジタルリスク保護をまとめて提供される顧客は効果的なインテリジェンスの収集、ハッカー、活動動機、攻撃キャンペーン・手法などを相互に関連付けし脅威情勢を包括的に把握できるという。

キンドリルはゼロトラストに重点を置き、ベンダー非依存のクラウド・セキュリティの実現をコンサル~運用の各段階で支援する。セキュリティ人材不足の顧客に、脅威予測・防御のみならず、対応・復旧に至る運用を見据えたコンサルティングを提案し、ガバナンスおよびセキュリティ運用の知見を生かした支援を提供する。