事例!金融機関向け電子契約サービスを事業性融資の手続で利用

各種先端IT(情報技術)を取り入れ、産業や社会生活をより良くしていく。デジタル転換(DX)が盛んになりつつある今日、Society 5.0社会の実現を提唱する――

デジタルトラスト協議会に幹事企業として参加しているという。セイコーソリューションズは、同社の金融機関向け電子契約サービス「融資クラウドプラットフォーム」が、山陰合同銀行の融資業務における印鑑レス、ペーパーレス化をサポートするためのサービスとして採用され、7月25日より事業性融資の契約手続きへの利用が開始されたと発表した。同日同行からも「ごうぎん電子契約サービス」の導入についてと題したニュース(PDF)がリリースされた。

「地域の夢、お客様の夢をかなえる創造的なベストバンク」ごうぎんでは、事業性融資、住宅ローンに共通で利用できる点や金融機関での採用実績から同プラットフォームを採用。融資業務の契約に際し電子的な締結を行うサービスを短期間かつコストを抑えて立ち上げることに成功した。これにより、事務作業削減、業務効率化、ペーパーレス化を図れるようになり、24時間365日、顧客の利便性向上にもつながることが期待される。

①融資関連業務の電子化を共通サービスとして標準化しているので、低コスト・短期間(3ヶ月~6ヶ月)での導入・運用が可能、②Web申込み、電子契約サービス(金消契約、保証委託契約)、顧客用マイページなどがワンシステム化しているので、関連業務の拡張が容易、③個人向け融資契約、事業性融資契約など、契約の種類を問わず利用できるといった特長を備えた。

「融資クラウドプラットフォーム」は金融機関の個人・法人向け融資手続きを受付から契約まで電子化・自動化するという。同社はクラウドEDI「セイコートラストサービス」なども展開していて、今後も顧客ニーズにあわせ、サービスの拡充を図り、顧客企業の継続的な成長を積極的に支援していく考えだ。