サイバー防御、自律型AIによって脅威検知・調査・遮断も行う

地政学的リスクの増大などにより、昨今サイバー攻撃が激化している。

7月27日、アイネットは、AIサイバーセキュリティのグローバルリーダー企業ダークトレース(本社:英国ケンブリッジ)と販売代理店契約を締結したことを発表した。今後、独自の自己学習型AI技術を活用してあらゆる脅威の検知・調査・遮断を1つのプラットフォーム上で自律的に行う「Darktrace Immune System」の販売を開始するという。

同システムは、マルウェアの侵入は防ぎようがないことを前提に、組織内部のあらゆるユーザー、デバイスの挙動や通信パターンの定常状態を常に学習し、定常から逸脱するサイバー脅威にリアルタイムに自動対処する内部対策をワンプラットフォームで実現する。人間の免疫システムに着想を得て開発され、ルールやシグネチャに依存せず、事前設計やメンテナンスは不要ながら、このようなことを可能とする。

①ネットワーク内外に分散する組織の従業員・デバイスの挙動や通信の定常状態を独自開発の自己学習型AIにより完全可視化。②定常から逸脱するサイバー脅威をリアルタイムに自動検知・遮断、さらに検知した脅威の調査分析・レポーティングまで高速自動化。③オンプレミスの物理環境だけでなく、あらゆるデジタル環境をカバー。

ダークトレース(ロンドン証券取引所上場、ティッカーシンボル:DARK)は、最進化形の攻撃やランサムウェアなどあらゆるサイバー脅威から世界各国で 7,400社以上の顧客を保護する世界レベルの技術を提供している。独自の自己学習型AIは顧客組織のビジネス全体を理解し続けることで脅威を自律的に検知・調査・遮断する。従業員数はグループ全体2,000超、TIME誌の2021年版「世界で最も影響力のある100社」に選出されたという。

アイネットはこれからも企業のセキュリティ対策支援のため、最高レベルのツールを提供していく考えだ。