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日本国内の大手DC事業者が連携、両社のしくみでDX推進を可能に
日本国内の大手DC事業者であるIDCフロンティアとアット東京は21日、今年9月に両社のデータセンターを相互接続するとした。これにより、IDCフロンティアを利用している顧客とアット東京を利用している顧客同士、または両社のデータセンターを利用している顧客のセキュアな閉域ネットワーク接続が、短納期かつ低コストで実現可能になるという。
前者の顧客は、閉域網接続サービス「バーチャルブリッジ(インターコネクト:ATBeX)」を利用することで、双方のデータセンターを跨いだラック間接続や、アット東京のデータセンター内のサービス事業者への接続など、「ATBeX」で接続可能な各サービスへの柔軟なネットワーク接続ができる。
一方、後者の顧客は、「ATBeX ServiceLink for IDCF」を介して、前者のハウジングサービスや、国産クラウドサービスである「IDCFクラウド」「IDCF プライベートクラウド」など、IDCフロンティアのデータセンターで提供される各サービスが利用できるほか、両社のデータセンターのラック間接続が可能となる。
国内でも有数のデータセンター総床面積を誇り、2社の合算では国内トップとなる(インプレス「クラウド&データセンター完全ガイド:データセンターなんでもランキングmonthly(2022年7月)」)。DC事業者大手の両社は、連携することで、今後も互いの強みを活かして協力しながら、顧客のデジタルトランスフォーメーション推進のための課題解決に貢献できるよう、積極的な取り組みを進めていく構えだ。