生産管理パッケージソフト×工場IoT、製造業のDXを加速する

IoT(モノのインターネット)が第四次産業革命の旗振り役となっている。昨今、産業界においてはグローバルSCM(供給網管理)をはじめ、各種IT(情報技術)システムの構築・刷新や、ITソリューションの活用がいっそう重要度を増している。

今月21日、DTSは、製造業に特化したグローバルSCMソリューション「mcframe 7 SCM/PCM」ビジネスエンジニアリング社製)の取り扱いを開始した。既存の工場IoTソリューション、データ活用ソリューション等と組み合わせ、顧客の課題解決をサポートするという。同社は自社開発BI/ダッシュボード「DaTaStudio@WEB」/「GalleriaSolo」、IoTプラットフォーム「Pasteriot」を中心に、「DTS Connected Industries」を展開――

生産管理システムなどITデータの可視化を軸にさまざま提供してきた中で、'19年にはジェイテクトの工場IoTソリューション「稼働アップNavi™ Pro」の取り扱いを開始し、製造現場の課題解決に対象を拡大した。それらのソリューションとmcframeシリーズを組み合わせることで、製造業の事業活動のすべてのデータを収集・可視化し、リアルタイムで問題を把握し、改善策を即座に反映し実行できる、製造業向けデータ活用ソリューションの提供が可能となった。

そして今回、「mcframe 7 SCM/PCM」を取り扱うことで、受注から製造・販売に至る製造基幹システム構築に対象範囲を拡大し、個別最適になりがちな製造業のITとOT(操業技術)両方の課題を合わせて解決することが可能になったという。

DTSはこれからも製造業向けパッケージ製品の取り扱い等を拡充する。顧客のDX推進に向けて最新のテクノロジーを駆使し、業務の効率化・自動化、新たなビジネスを創造するためのデジタル化を全面的に支援していく構えだ。