そういった要望がある一方で、受付での細やかなコミュニケーションや"おもてなし"は維持したいといった声もあがっているという。TISは7日、ロボティクスで企業の組織・業務・プロセス、さらには人の生活そのものに変革を与える「DX on RoboticBase」にロボット受付・案内業務テンプレートを追加した。
RoboticBase®、インテグレーション、コンサルの3サービスからなる「DX on RoboticBase」は、各種ロボット運用の実証実験や導入を経た後、昨年には人とロボットの協働・共生による新しい体験の提供とDX推進に向け、豊洲オフィスにて来客対応業務を代行する受付ロボや案内ロボ、ドリンクの配送ロボ、AIスピーカーを連携した運用を開始。今回、顧客がロボットを短期間で効率よく導入できるよう、それらの取り組みで培ったノウハウを形にした。
ロボット受付・案内業務テンプレートは、「受付ロボット」「案内ロボット」「ドリンク配送ロボット」「ロボット稼働状況のモニタリング」に対応していて、マルチロボットプラットフォームRoboticBase®を採用しているので、ドリンク配送ロボットとAIスピーカを繋げることにより、複雑な業務の代替を可能とする。ロボット活用領域の拡大やビル設備との連携において、柔軟な拡張性を提供する。
エレベータ乗降、自動ドア・セキュリティゲートの通過、さらには警備や清掃など様々なサービスロボットとの接続によって活用の幅を広げられるという。同社は、働き方改革やオフィスのデジタル転換を積極的に進めている顧客に対し、ロボット導入を後援していく考えだ。