従業員へのサービス窓口を一本化、生産性とエンゲージメントを向上

新型コロナウイルス禍は人々の働き方を大きく変えた。テレワークなど場所に縛られない勤務形態が一般化するきっかけとなった。COVID-19のパンデミック以降、業務効率化が進んだ。その一方で、遠隔のため従業員同士のコミュニケーションが大幅に減少し、従業員と企業と繋がりも希薄になり――

事実そう感じている人の割合は46%にも及ぶ(21年版『Achievers Report』)。従業員エンゲージメントに影響が及ぶケースも散見される。企業が優秀な人材を引き止めつつ、従業員との繋がりを向上させるには、顧客向けの最高品質のサービス体験を従業員にも提供していく必要があるという。セールスフォース・ジャパンは6月28日、「Employee Service」を提供開始した。

従業員エンゲージメントと業務生産性を飛躍的に向上させる、同サービスは、CRMシステム"Salesforce Service Cloud"を中心に培った最高品質のカスタマーサービス体験を、従業員にも提供できるように再構築された新しいソリューション(21年3月米国発売)だ。これを利用する企業は、従業員向けの情報を一元的に集約し、いつどこからでもスピーディーに質の高い従業員体験を提供することが可能になる。

経理・購買・人事・ITなどを意識せずとも、従業員が自ら必要とするタイミングで情報収集と問題解決できる。従業員からのチケットを適切な専門チームに自動的に振り分けることで解決までの時間を削減。従業員満足度が高くなると顧客満足度も高くなる(成長企業のエグゼクティブ89%がその等式に同意:『企業政調の方程式』)といったことを実現する。

Employee Serviceを利用することで、企業においては、たとえば会社貸与の機器関連~転居に関する届出・問合せまで、全ての異なるジャンルの事象を一つの窓口を通じて管理できるようになるという。