本邦初の公式認証施設にてDP操船のシミュレータ訓練はじまる

自動化の時代がやってきた。産業界、社会全体において、ITやロボティクスなどの先端技術を活用して色々な物事を超スマートにする、自律化・自動化は生産性や効率の向上につなげられるだけでなく、人間活動で最も重要な「安全」、および地球環境保全をネオ次元で担保するものとなる。

今月6日、商船三井およびMOLMECは、商船三井本社ビルロビー階に設置した自動船位保持装置(DPS:ダイナミックポジションシステム)を有する240°ビューのDPシミュレーター('22年3月発表記事)を活用した訓練を開講した。施設はThe Nautical Institute(本部:英国)の認証を得た日本初のトレーニングセンターとして下記の5課程を提供。DPオペレーター(DPO)資格取得に必須のトレーニング修了証書を発行できる。

DP操船の基本コース
DP操船の応用コース
DP船乗船履歴を短縮するコース
DPO Certificateの更新に必要な履歴短縮コース
DPの船上での保守コース

MOLMECは、KCSが保有するケーブル敷設船の管理と運航を担っていて、乗組員をはじめとする関係技術者のDP操作関連の訓練を自営化する。さらに、洋上風力発電や海洋開発の特殊船など、グループ外顧客のニーズに応じたトレーニングを提供する。上記シミュレーターを活用し、各種港湾整備や航路安全対策、今後重要性が増す洋上風力発電関連事業などに貢献し、地球の環境負荷低減に寄与する。

商船三井グループは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献する。 本件は「Safety & Value 安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供」「Environment 海洋・地球環境の保全」「Innovation 海の技術を進化させるイノベーション」にあたる取り組みだという。