4業種でSMBのデジタル転換を加速するしくみ登場

日本の企業・団体はIT(情報技術)の真の活用が待ったなしである。リモートワークをはじめとする働き方改革、ランサムウェアなどのサイバー攻撃に対する強固な防御策、各種現場DXによる業務効率や生産性の向上――とはいえ、中小規模の事業組織(SMB)にとってそれらの実現は容易でない。

5月24日、富士フイルムビジネスイノベーションは、中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するソリューションとして「Bridge DX Library」の提供を開始した。同ライブラリは、SMBのDX課題に合わせて、より導入しやすいかたちで業種・業務別に構成したものであり、今回その第一弾として4業種向けソリューションを展開する。

建設業にて遠隔臨場で現場業務を変革、ウェアラブルカメラ活用による移動負荷の軽減。製造業にはサプライチェーンのサイバー攻撃対策。医療機関ではセキュリティー強化を図り、ランサムウェアの脅威から病院を守る。福祉サービスにおいてはICT活用による業務効率化、科学的介護情報システム(LIFE:厚労省PDF)対応といった価値を提供する。

これまで蓄積してきた業種・業務ごとの課題解決ノウハウと豊富なソリューション&サービスを組み合わせ、働き方改革、セキュリティおよび法制度対応といった顧客課題を解決する。全国をカバーする営業・SE・保守体制を基盤としつつ、真性のデジタル化に精通した専門組織も立ち上げることで、同ライブラリを活用した顧客のDX推進を強力に支援する。

業種を問わず、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応、セキュリティー強化といった業務課題ソリューションもラインアップしているという。同社は、今後も「Bridge DX Library」のラインアップ拡充を進め、幅広い業種・業務のDXを推進することで、顧客を成功に導く架け橋となることを目標に、顧客とともに歩み続けるという。