健康経営(登録商標:健康経営研究所)は、持続的な企業の成長を図るうえで重要な基盤になることが認識されるようになった。と同時に、上述のような環境こそがグローバルに活躍できるダイバーシティ人材を輩出し、企業の成長につながる源泉になるとの認識も広がりを見せているという。JSOLは、今年9月のオフィス移転に先んじて、新オフィスでR-CCSの「富岳」による飛沫シミュレーションを行う。
「産学官連携による新型対策課題の推進」コンソーアムの一員として、これまで「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測と対策」に取り組んできた。日本の誇るスーパーコンピュータ「富岳」を活用し、室内空間における空調(吸排気・冷暖房)×レイアウト(人の居場所)をシミュレーションして飛沫を可視化し、感染リスクを予測――。
今回、新オフィスレイアウトから仮想的なオフィス空間をコンピューター上に構築し、そこで「富岳」飛沫シミュレーションを実施する(6月予定)。その結果を新オフィスにおける設備配置やパーティション配置などの飛沫対策の最適化に生かし、社員が新オフィスで安心・安全に過ごせるようにする。従業員の健康を守る空間づくりにつなげていく。リアル空間のモノをサイバー空間に再現する「デジタルツイン」を通じて、健康経営の実現を目指す。
同社では日頃から社員が能力を充分に発揮できるような環境づくりに取り組んでいる。今般の試みを通じて、さらなる健康経営を実現する。アフター/ウィズコロナを契機にした健康投資の取り組みの一つとして、これを持続的な企業の成長につなげるという。