安全安心な施設運営、利用者の自発的な混雑回避をさらに支援

人の混雑や密集を避けることなどが必須となる。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策と、社会経済活動の継続との両立が模索されているなか、ネットワークカメラを活用し混雑回避を支援する仕組みを昨年4月より提供していて――

店舗やオフィスへの導入が進んだ現在、棚やモニターなどで人物の一部が隠れる状況でもより精度の高い人数カウントが求められる。そのうえ、施設利用者に来場前の混雑状況を周知したり、来場時に複数個所の混雑状況を一目で把握してもらったりするニーズも増加したという。キヤノンMJは、施設利用者の自発的な混雑回避をサポートすることで、より一層の安心安全な施設運営を支援する"AI密集アラート"の新バージョンの提供を開始した。

「VisualStage Type-S」オプションであるAI密集アラートの新版では、キヤノン独自のクラウド映像解析技術におけるアルゴリズムを改良し、様々な大きさや姿勢の人物をより高速・高精度に検知できるようにした。これにより、遮蔽物に一部隠れている人物の検出精度が向上し、より正確な混雑状況の把握が可能になった。そして新たに「Web連携機能」を搭載することで、利用者が来場前にウェブページで混雑状況を確認する、上記ニーズを満たした。

施設利用者による自発的な混雑回避を支援する、"AI密集アラート"の新バージョンではさらに大型サイネージでの一覧表示が可能となったため、複数個所の状況を一目で確認することが容易に。施設利用者にメリットのある機能を強化・追加したほか、施設管理者向けには、管理画面における施設状況の一覧表示や、営業時間のみ映像解析を実行する「スケジュール機能」など、より簡便な管理を実現する機能を新たに搭載したという。

キヤノンMJは、世の中のニーズに迅速に対応し、"AI密集アラート"をはじめとする映像ソリューションで、今後も社会課題解決をサポートしていく考えだ。