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あらゆる組織のDX推進をストラテジックに一括支援する
生産年齢人口の減少が続く。日本では、業務の効率化などに資するデジタルトランスフォーメーション（DX）が急務ではあるが、「DXに向けてまず何をしたらいいか分からない」といった声も多い。
業務現場の課題やニーズを基に、ソリューションの提案、クラウドやセキュリティおよび通信系サービスの提供、システムの構築・運用までを一貫してサポートする体制が必要だという。ソフトバンクとキンドリルは21日、日本の企業・団体におけるDXの推進に向けて、戦略的協業を開始した。
IBMのマネージドインフラストラクチャサービス事業分社化で昨秋誕生した後者は、複雑かつミッションクリティカルなIT基盤の設計・構築・管理・モダナイズで豊富な知見とスキルを持ち、オンプレミス、マルチ／ハイブリッドクラウド領域における標準化や自動化の高い技術力がある。一方後者は「マルチクラウド戦略」の下、各種ICTを包括的に届けつつ、主要パブリッククラウドの活用をトータルサポートするMSPサービスを提供し、デジタル化を支援している。
そしてこれから、ソフトバンクが提供する各種パブリッククラウドやセキュリティサービス、通信ネットワーク、MSPサービスなどのソリューションと、キンドリルが持つシステム運用に関するコンサルティングや構築・運用の高度な技術力、「安心・安全・安定」のシステムを実現する豊富な実績やスキルとを生かして連携することで、製造業や金融業をはじめ、クラウドへの移行やITインフラの刷新を検討している企業・団体のDXをワンストップで支援する。
それぞれの強みや技術力を生かし、クラウドや各種ICT分野で協業する。運用業務の可視化などデジタル化のニーズが高い業界に特化したソリューション開発でも協同していくという。両社は、「ソフトバンク5Gコンソーシアム」の参画企業・団体とも連携し、製造業を中心としたDXの推進にも取り組んでいく構えだ。