金融機関レベルの安全性を保ちつつ手軽にテレワークが行える

新型コロナウイルス禍により「テレワーク」が一気に普及した。今日、各企業においては、それを導入することで「少子高齢化時代における労働力の確保」「ワーク・ライフ・バランスの推進」「人の移動減による環境負荷軽減」「事業継続環境(BCP)の確保」などのメリットが期待できる。

しかし、セキュアなテレワーク環境の構築は容易ではない。多くの組織では、社内専門家の不在やコストなどの課題がテレワーク導入の障壁になっているという。さくら情報システムは、アセンテックと販売パートナー契約を締結――同社のリモートアクセスインフラ「リモートPCアレイ」を、金融機関基準のセキュアなデータセンターで運用する「さくらテレワークソリューション」として今月18日より提供する。

同ソリューションは、テレワーク環境が手軽に低コストで導入できるといった特長を備えている。1筐体に複数の物理PCカートリッジと仮想デスクトップに必要なコンポーネントを搭載したリモートPCアレイでは、1ユーザが1リソース(PCカートリッジ)を占有することにより、シンプルさを実現し、仮想デスクトップの導入コスト等の課題を解決する。SSL-VPN技術により場所や端末を選ばずにテレワークを行える。

三井住友銀行およびグループ会社の基幹システムを支え、幅広い顧客にハイレベルなサービスを提供してきたさくら情報システム(オージス総研・三井住友銀行のグループ企業)の、金融機関基準のデータセンターで「リモートPCアレイ」の環境が用意される。ユーザー企業においては、従業員が利用する各パソコンにデータを残さず、パソコンの紛失や盗難による情報漏えいリスクを大幅に下げることができる。

「さくらテレワークソリューション」は長年堅固なシステム導入作業を経験してきたプロフェッショナルがサポートし、導入に関する顧客負担を軽減するという。同社は、個別の要望にも対応するとのことだ。