我が国にも必要な要素技術はほぼ揃っているが、実践する場がないとして、「まるごと未来都市」の実現を地域と事業者と国が一体となってめざす取り組み「スーパーシティ」構想が提唱された。地域の「困った」を最先端のJ-Tech(世界に誇る"日本で展開される技術")が世界に先駆けて解決する。企業の技術力を地域で役立てる!スーパーシティの実現を国がともに取り組みます!という。国家戦略特区の指定に31の自治体が手を挙げている。
今月13日、みずほ銀行、TIS、東芝データおよび東芝テックは、スマホ送金・決済サービス「J-Coin Pay」と、福島県会津若松市における地域ウォレット「会津財布」が連携――同日より「会津財布」から「J-Coin Pay」の利用が可能になるとした。この連携により、利用者はスマートフォン1つで買い物のキャッシュレス支払とレシート受領ができる。スマホアプリのバーコードをレジで読み取ってもらうだけで、「スマートレシート®」にて購買の見える化が行える。
当該エリアにおいては、地域ウォレット利用額の一部で地域貢献――例えば、会津若松地域への還元や会津若松市の子ども食堂への寄付など――が行える。「会津財布」を通じて、地域の助け合いや活性化などの施策が実施しやすくなるという。
4社は、今後「J-Coin Pay」と「スマートレシート®」が使える店舗を増やし、地域住民および観光客の便利な買物体験をサポートするとともに、「会津財布」を使った様々なデジタル施策による地域の見える化や、多分野サービス連携等による社会課題解決に取り組んでいく構えだ。